不潔な虫 ハエ類 食べ物とそれ以外の不潔なハエ
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被害 背に4本の黒い縦縞があるものが多い。幼虫は動物糞や腐敗物で育ち、畜舎やビニルハウスに大量発生する。 成虫が屋内に飛来して食物に細菌類を伝播あるいは産卵する恐れがある。おもな種は イエバエ Musca domestica オオイエバエ Muscina stabulans 。 対策 網戸・戸締りで侵入を防ぐ。便槽に発生した場合は専用の殺虫剤を散布する。 |
被害 背の3本の黒い縦縞が特徴。幼虫は動物糞・腐肉で育ち、成虫は魚・肉などに惹かれて飛来し、食物に幼虫を産みつけあるいは細菌類で汚染する恐れがある。 おもな種は センチニクバエ Sarcophaga peregrina シリアカニクバエ S. crassipalpis 。 対策 網戸・戸締りで侵入を防ぐ。便槽に発生した場合は専用の殺虫剤を散布する。 |
被害 金緑色や青藍色のものが多い。幼虫は動物糞・腐肉に発生し屋内に飛来することもある。食物に産卵・細菌汚染の恐れがある。おもな種は ミドリキンバエ Lucilia illustris ヒロズキンバエ L. sericata 。 対策 網戸・戸締りで侵入を防ぐ。便槽に発生した場合は専用の殺虫剤を散布する。 |
被害 背に3、4本の黒い縦縞がある中型のハエ。幼虫はヒゲ状の細長い突起が特徴。動物糞・腐肉で育ち鶏舎での発生が多い。屋内に飛来する。おもな種はヒメイエバエ Fannia canicularis、上図は ウスズミヒメイエバエ F. prisca 。 対策 網戸・戸締りで侵入を防ぐ。便槽に発生した場合は専用の殺虫剤を散布する。 |
被害 幼虫は腐った果実や酒粕・糠味噌に発生する。成虫は小さなハエ型で生ゴミから果物の発酵臭が立ち始めると集来・産卵し、照明にも惹かれる。 多いのは上図 キイロショウジョウバエDrosophila melanogaster 。 対策 果物類の生ゴミは成虫を誘引し産卵されるので、密閉して置き、早めに捨てる。 |
被害 幼虫は動物糞・腐敗物で育ち、浄化槽からも発生する。成虫はショウジョウバエに似ており照明に多数来襲し、台所の生ゴミにも飛来する。大きさや飛び方はショウジョウバエに似るが、背が強く隆起、脚基半部は肥大して強靭で 動きは俊敏である。おもな種は、 コシアキノミバエ Dohrniphora cornuta オオキモンノミバエ Megaselia spiracularisほか。 対策 小型種は網戸を通り抜け、狭い隙間にも潜り込むので生ゴミは産卵されることのないようにして早めに処分する。浄化槽は成長抑制剤などの低毒性殺虫剤で駆除する。 |
トゲハネバエ科 | ハナバエ科 | ハヤトビバエ科 | ミズアブ科 | チョウバエ科 | ニセケバエ科 |
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被害 幼虫は動物糞・腐敗物で育ち、成虫をトイレで見ることがある。 上図 チャバネトゲハネバエTephrochlamys japonica ほか。 対策 網戸・戸締り。便槽は専用の殺虫剤を散布する。 |
被害 幼虫は動物糞や動・植物腐敗物で育つ。屋内に入ることは少ない。 上図 クロオビハナバエ Anthomyia illocata 。 対策 網戸・戸締り程度で特にない。 |
被害 幼虫は動物糞や動・植物腐敗物で育ち、屋内へは照明に飛来することがある。 フサヒゲハヤトビバエLeptocera caenosa ハマベハヤトビバエ Leptocera fuscipennis 。 対策 網戸・戸締り。 |
被害 幼虫は動物糞や腐敗物で育つ。 上図 アメリカミズアブ Hermetia illucens ほかにコウカアブ Ptecticus tenebrifer など。 対策 発生源となる腐敗物を片付け、便槽に発生した場合は専用の殺虫剤を散布する。 |
被害 幼虫は動物糞や排水系の有機物で育つ。浄化槽の汚物や浴槽周りのヌメリでも発生し、臭気トラップを潜り抜けてその先で羽化し、成虫が排水口から屋内に現れることがある。昼間は暗所に静止し、夜照明に集まる。 上図 オオチョウバエ Clogmia albipunctatus ホシチョウバエ Tinearia alternata 。 対策 浄化槽や排水・下水を掃除して汚物を取り除く。幼虫の駆除には成長抑制剤を投与し、浄化槽に蒸散性の殺虫剤を吊下げれば成虫の駆除に有効。 |
被害 幼虫は動物糞や腐植質で育ち、成虫が植木鉢や堆肥それに浄化槽から大量に発生することがある。 上図 ナガサキニセケバエ Scatopse fuscipes ほかに クロツヤニセケバエ S. notata 。 対策 周辺の腐植物を片付ける。 これ以外は、 そのほかのハエ・カ類。 |