ヒメマルカツオブシムシ
Anthrenus verbasci |
ヒメカツオブシムシ
Attagenus unicolor japonicus |
トビカツオブシムシ
Dermestes ater |
カドマルカツオブシムシ
D. haemorrhoidalis |
アカオビカツオブシムシ
D.vorax |
チビケカツオブシムシ
Trinodes rufescens |
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被害 幼虫は動物性乾燥物を食べ、食品では乾燥魚介類・畜肉加工品を食べるとみられる。
対策 密閉保存・床清掃。 |
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被害・対策 動物質乾物類の害虫とされるがあまり見かけることはない。これはキャットフードに現れた。加熱殺虫・密閉保存・清掃。 |
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被害 幼虫はタンパク質に富む動・植物乾燥物を食べ、主要な衣類害虫でもある。食品では干魚・麩・穀類などを食べる。屋内に普通で、成虫は花に集まり花粉・蜜を食べる。
対策 食品類の密閉保存。床を掃除して餌となるゴミをなくす。
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被害・対策 左種ヒメマルカツオブシムシとならぶ加害種で一般家庭で普通に生息し、生態もよく似る。 |
被害・対策 左種トビカツオブシムシに同じ。 |
被害・対策 食品に発生することはなく無害。山間地では屋内で昆虫の死骸を食べていることがある。体長2ミリ前後と小さく背面は直立剛毛で被われる。
このほか、ハラジロカツオブシムシD.maculatusも動物性乾燥加工食品を加害する。
国外ではこの科の各属に、幼虫の毛や幼・成虫体の破片で皮膚・目・鼻・耳・消化器官・呼吸器官の変調やアレルギーを生じる種があるとされる。 |
マダラカツオブシムシ属 の1種
Trogoderma sternale |
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被害 原産国アメリカではマイナーな穀類害虫とされており、これを主成分とする鳥餌でよく増殖した。国内での発見は稀少。
幼虫は体毛(矢状毛)をものの表面に貼り付けあるいは脱皮殻を塊状に集め、好んでこれに群れる。矢状毛は多数のカカリが鎖状に連なる構造で、脚・触角・口器にまとわり捕食者を即座に搦めて自縛させる特異な働きをする(映像参照)。
対策 貯蔵食品の密閉保存、床清掃。 |