かゆい虫 ダニ類
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ミナミツメダニ Chelacaropsis moorei |
クワガタツメダニ Cheyletus malaccensis |
そのほかのツメダニ科 | イエダニ Ornithonyssus bacoti |
スズメサシダニ Dermanyssus hirundinis |
トリサシダニ Ornithonysus sylvianum |
被害 フトツメダニと同一種とされる。近縁種ホソツメダニとともにしばしば室内塵から検出されるが、数はゴミ1g当り数頭と少ない。これも人からの吸血はないが、症状はミナミツメダニ以上とされる。 対策 ミナミツメダニに同じ。 |
被害 ネズミに寄生・吸血する。人からも吸血し、赤く腫れてかゆみが2、3日続く。 対策 ネズミの駆除・巣の撤去。 |
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上上図 不明種 被害 最近個体数は少ないもののしばしば室内塵中に現れるようになった。人への刺咬性については不明である。 ほかにも 上図 ハマベツメダニChelotomimus (Hemicheyletia) wellsiなど少数のツメダニ類が検出されることがあるが、これも害は不明である。 対策 ミナミツメダニに同じ。 |
被害 鳥類に寄生・吸血。人からも吸血し赤く腫れ、体が大きい分かゆみは数日続く。特にスズメが巣造りをする春から初夏にかけての被害が多く、巣離れの時期には寄主を失ったダニが巣から這い出し群れて居室に下りてくる。 対策 スズメ・ツバメ・ハト類を含む野鳥の巣の処分は鳥獣保護法で禁止されており、殺ダニ剤によるダニ駆除を行う。巣立ち後直ちに巣を取り除くとともに殺ダニ剤を散布しておく。被害を避けるためには、巣造りを防ぐ工作・鳥避け具の設置を行う。 |
被害・対策 スズメサシダニに同じ。 | |||
被害 ダニ刺されで件数・虫数ともに多いのがこのミナミツメダニである。他のダニ類やチャタテムシ類から吸血して増え、ゴミ1g中1,000頭を超えることもあり、激しい被害となる。もっとも人からは吸血せず、かゆみの原因は唾液によるものであり病原性を含め他の害はない。 対策 根治策は餌となるダニやチャタテムシ類の発生条件を取り除くことである。よく掃除をし乾燥させて屋内を清潔に保っている家での発生は少ない。 |
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イエハリクチダニ Raphignathus domesticus |
コハリダニ科 |
テングダニ科 | クローバービラハダニ Bryobia praetiosa |
そのほかのかゆいダニ類 | |
シラミダニ Pyemotes ventricosus 昆虫から吸血し、過去に人への激しい被害例がある。コウモリダニ科・カザリダニ科などの被害例も報告されているが数も少なく稀である。 このほかのダニ類は、 食べ物のダニ類、 カビのダニ類、 そのほかのダニ類。 |
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被害 人への刺咬例があるとされ屋内塵中にしばしば少数出現する。 対策 ダニ捕食性であり、清掃と乾燥で餌ダニの発生を抑制する。 |
被害・対策 イエハリクチダニに同じ。 | 被害・対策 イエハリクチダニに同じ。 | 被害 越冬した集団が春に餌植物を求めて移動しする際、しばしば屋内に迷入する。偶発的に人を刺すこともあるというが稀である。 対策 屋外の越冬場所を処分し、屋内は掃除機などで除去する。原因は前年の発生にあり、これを避けるには、あらかじめ寄主植物とされるイネ科・イチゴ・キャベツ他での発生状況を見、必要に応じて殺ダニ剤で抑制しておく。 |