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カワゲラ
Kamimuria tibialis
ヒゲナガカワトビケラ
Stenopsyche marmorata
ヘビトンボ
Protohermes grandis
コマダラウスバカゲロウ
Dendroleon jezoensis
スズキクサカゲロウ
Chrysoperla suzukii
ヨツボシクサカゲロウChrysopa pallens
被害 無害。カワゲラ類は 、幼虫は水生、成虫が夜照明に飛来する。成虫は体が扁平で柔らかく、羽を背上に平らに重ねて止まる。日本では150種程知られている。
対策 カーテン・網戸・戸締りで光誘引・侵入を防ぐ。
被害 トビケラ類は、幼虫は水生、成虫は刺咬害はないが呼吸器のアレルゲンとされる。成虫はガに似るが、静止時は褐色系の羽を背上に低く屋根型に収め、糸状の長い触角を持ち、体は毛で覆われるといった特徴がある。照明に飛来する。日本では300種あまり知られている。
対策 カワゲラに同じ。
被害 無害。ヘビトンボは幼虫を孫太郎虫と呼ぶ水生昆虫。成虫は照明に飛来する。翅を含め体長7cm程と大型だが特に害はない。
対策 カワゲラに同じ。
被害 無害。幼虫は陸生。アリジゴクと同じウスバカゲロウ科に属すが、こちらは巣を造らずに待ち伏せて虫を捕らえる。成虫は明瞭な網目模様にしばしば紋様を伴う透明な羽を屋根型に収め、触角は先が膨らみ短い。明かりに飛来する。
対策 カワゲラに同じ。
被害 無害。クサカゲロウは陸生で幼虫がアブラムシ類を捕食し成虫は照明に飛んで来る。
尾毛はなく、透明で明瞭な網目模様の翅を背上に低く屋根型に収め、糸状の長い触角を持つのが特徴。
対策 
カワゲラに同じ。
カゲロウ目 (蜉蝣目 ふゆうもく)



何々カゲロウという名称は2つの異なるグループの昆虫の和名に用いられており、その一方はこのアミメカゲロウ (脈翅 みゃくし)目(もく)*で、日本では150種あまり知られている。ヘビトンボ科ほかの水生グループと、柄付卵(優曇華うどんげ)を産むクサカゲロウ科や幼虫がアリジゴクとしてなじみのウスバカゲロウ科などの陸生昆虫とを含む。いずれも成虫は多く照明に飛来する。

目(もく)は生物分類の用語で階層の1階級。似た種(しゅ)をまとめて属(ぞく)次いで科(か)→目(もく)→綱(こう)→門(もん)→界(かい)と統合される。昆虫綱は、甲虫目・ハチ目・トンボ目・チョウ目・ハエ目ほか全30目ほどに分類される。
左図 キイロカワカゲロウPotamanthus kamonis
右図 オオシロカゲロウ Ephoron shigae
被害
 無害。幼虫は水生。成虫は網目模様の透明な翅を背上に立て、短い触角(前端の触角様長突起は前脚)と2、3本の細くて長い尾毛(1本は尾糸)を持つのが特徴。特別な害はないがオオシロカゲロウは毎年9月に大発生し照明に襲来する。周辺道路を被って車がスリップするほど多く発生する河川が知られる。

何々カゲロウのもう一方のグループは「はかない命」の例え、このカゲロウ(蜉蝣 ふゆう)目である。実際の成虫寿命は数時間から1週間と種により異なり、日本に約150種が住む。大量発生種オオシロカゲロウはカゲロウ目にもかかわらず、いまだにアミメカゲロウ目と同名のアミメカゲロウと別称されるためさらに混乱を招きやすい。「・・・カゲロウ」から両目を区別することができない。
対策 カワゲラに同じ。